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水回りを一直線に配置する間取りって?その特徴と間取り決めで気を付けたい点を解説!

  • 2024.4.24

共働き世帯が増加する現代社会において、家事の負担をできるだけ減らすことは重要なポイントで、その中でも、家事動線の効率化は、日々の暮らしを少しでも楽にするための重要なキーワードです。

そこで、今回の記事では、水回りを一直線に配置する間取りに焦点を当て、その特徴やメリットと、水回りの間取りを考える時に避けるべきポイントについてご紹介します。

 

□水回りが一直線の間取りってどんな間取り?

 

水回りを一直線に配置する間取りとは、家事をする際の動線を最もシンプルかつ効率的にするための設計思想です。
具体的には、キッチン・洗面所・浴室などの水回りを一直線上に配置し、家事の流れをスムーズにします。
このような間取りは、特に共働き世帯での家事の負担を軽減するために非常に有効とされています。

 

水回りが一直線にする間取りは、洗濯から料理までの一連の流れが、無駄なく直線的に行えるのが大きな特徴です。
例えば、洗濯物を洗った後、乾燥機で乾かし、そのままキッチンで料理をしながら片付けを行えます。
この間取りにより、洗濯物を干す場所を効率的に確保できるだけでなく、料理と洗濯の同時進行が可能となり、忙しい共働き世帯にとって時間の節約にもつながります。

 

キッチンが隣接しているメリットとしては、料理中でも洗濯物の管理がしやすくなることが挙げられます。
キッチンでの作業をしながら、洗濯機の様子を確認したり、洗濯物を干したりできるため、家事の効率が大きく向上します。

 

□間取り設計時のやってはいけないポイント

 

家事の効率化を目指す上で、間取りの設計は非常に重要です。
特に水回りの配置は家事の負担軽減に直結しますが、間違った配置はかえって不便さを増やしてしまいます。
ここでは、間取り設計時に避けるべきポイントについて解説します。

 

1:上下階で水回りを別々の位置にする

水回りは、排水管設置の簡略化や騒音問題の最小化を考えると、上下階で同じ、または近い位置に配置することが望ましいです。
排水管の設置が複雑になり、コストの増加や将来的なメンテナンスの困難さを招く可能性があるためです。

 

2:水回りを分散配置する

キッチン・トイレ・バスルームなどの水回りを家の異なる場所に配置すると、それぞれに排水管を設置する必要があり、施工の複雑さやコスト増につながります。
また、家事をする際の動線が長くなり、無駄な時間が増えることも問題です。
効率的な家事動線を確保するためにも、これらの水回りをできるだけ集約する設計をおすすめします。

 

3:水回りを家の中心に配置する

家の中央に水回りを配置すると、通風や自然光の取り入れが難しくなり、湿気がこもりやすくなります。
これは、カビの発生や家全体の空気の質の低下を招き、健康への悪影響や建物の劣化を早める原因にもつながるため注意が必要です。
換気や採光を考慮した水回りの配置を心がけることで、快適な居住空間を確保できます。

 

□まとめ

 

水回りを一直線に配置する間取りは、家事の効率化だけでなく、日々の生活をストレスフリーにするための有効な手段でもあります。
今回ご紹介した、水回りの間取りで注意すべきポイントも参考にし、快適な暮らしの支えにしてみてください。

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