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廊下なしの間取りを作る時は何を意識すべき?廊下がないメリットと間取りのコツ

  • 2024.5.2

空間の有効活用を重視し、家族とのコミュニケーションを大切にする家庭にとって、限られた土地やスペースを最大限に活用することは、日々の暮らしにおいて非常に重要です。

そこで、今回の記事では、廊下なしの間取りについて、その特徴と計画する上でのポイントをご紹介します。

 

□廊下なしの間取りって?

 

近年、家族のコミュニケーションの質を重視する家庭が増えています。
このようなニーズに応える間取りとして、注目されているのが「廊下なし」の間取りです。

廊下なしの間取りは、従来の日本の住宅に見られる廊下のスペースをなくし、その分を居住空間に活用するアイデアです。
これにより、限られた土地やスペースでも、より広々とした生活空間を実現できます。

 

1:正方形に近い住宅のメリット

正方形に近い間取りでは、居室間の移動距離が短縮されます。
これにより、日常生活でのストレスが減少し、より快適な住まいづくりが可能です。

廊下なしの間取りでは、リビング・水回り・寝室などを中央の階段の周囲に配置でき、廊下がなくても住みやすい間取りが作れます。
中央に階段を配置することで、それぞれの部屋が効率良くアクセス可能になることに加え、家族のコミュニケーションを自然に促す効果もあります。

また、廊下なしの間取りでは、「リビングイン階段」を取り入れることで、上下の階の空間が一体感を持ち、コミュニケーションが生まれやすいです。

 

2:廊下なし間取りの注意点

廊下を設けない間取りは、スペース効率やコミュニケーションの向上に寄与しますが、プライバシーの確保や防音対策には特に注意が必要です。
例えば、個々の部屋に入る際にリビングを通ることが多くなるため、家族個々の時間を大切にする工夫が求められます。
また、音の伝わりやすさに配慮した建材の選定や、部屋間のバリア(仕切り)を工夫することも重要です。

 

□廊下なしの間取りを計画する上でのポイント

 

1:土地形状の選定

廊下なしの家を作るためには、適した土地選びが、快適な間取りを実現する鍵となります。
正方形に近い土地であれば、廊下なしでも生活しやすい間取りが可能です。

 

2:動線の計画

廊下なしの間取りでは、通常の家で動線の役割を果たす廊下がないため、家の中の動線を事前にしっかりと計画することが重要です。
家事効率や生活の利便性を高めるための配慮が必要とされます。

 

3:プライバシーと開放感のバランス

廊下を設けないことで開放感は増しますが、同時にプライバシーへの配慮も必要です。
リビングイン階段を上手に活用することで、このバランスを保てます。

 

□まとめ

 

廊下なし間取りは、空間を有効活用し、家族間のコミュニケーションを促進するための有効な手段です。
土地形状の選定や動線の計画・リビングイン階段の活用などを通じて、快適で開放感のある生活空間を実現できます。
今回ご紹介した内容が、廊下なしの間取りを検討されている方のお役に立てれば幸いです。

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