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ZEHとは?メリットとデメリットを解説!

  • 2024.8.22

ZEHという言葉は耳にするけど、実際どんな住宅なのかは知らないという方もいるのではないでしょうか。
これから注文住宅を建てることを検討している方のために、ZEHの基礎知識から、メリット・デメリットを解説します。
この記事を通して、ZEH住宅の選択肢について、安心して判断できるようになりましょう。

 

□ZEHとはどんな住宅?

 

ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、使うエネルギー≦創るエネルギーになる住宅のことです。
つまり、太陽光発電などで創り出すエネルギーを使って、冷暖房や照明などのエネルギー消費量を極力抑え、エネルギー収支をゼロ以下に近づける住宅なのです。
ZEH住宅は、「断熱」「省エネ」「創エネ」の3つの要素で構成され、高い省エネ性能を実現しています。

1: 断熱

ZEHでは、断熱材や窓の性能を高めることで、住宅の温度差を小さくし、冷暖房効率を高めます。
夏は涼しく、冬は暖かい快適な空間を実現し、冷暖房に使うエネルギーを大幅に削減します。

2: 省エネ

ZEHでは、HEMS(ヘムス)と呼ばれる住宅内のエネルギー管理システムを導入することで、消費エネルギーと創出エネルギーを可視化し、効率的なエネルギー利用を促します。
さらに、省エネタイプのエアコン、高効率な給湯システム、LED照明などの導入により、エネルギー消費量を削減します。

3: 創エネ

ZEHでは、太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを導入することで、エネルギーを自給自足します。
太陽光発電は、日射量が多い地域では特に効果を発揮し、光熱費削減に大きく貢献します。

 

□ZEH住宅のメリット・デメリット

 

ZEH住宅には、光熱費の削減や快適性の向上など、多くのメリットがあります。
しかし、初期費用が高くなるなどのデメリットも存在します。
メリット・デメリットを比較検討して、自分にとって最適な住宅かどうか判断しましょう。

 

*ZEH住宅のメリット

 

1: 光熱費の削減

ZEH住宅は、エネルギー消費量を抑えることで、従来の住宅に比べて大幅な光熱費削減を実現します。
特に電気料金が高騰している現在では、その効果を実感しやすいでしょう。

2: 快適性の向上

ZEH住宅は、断熱性能が高いため、室温が安定しやすく、夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごせます。
また、ヒートショックのリスクを低減し、健康面にも配慮した住宅と言えます。

3: 災害時の安心

太陽光発電システムや蓄電池を導入することで、災害時でも電力を確保できます。
停電時でも、照明や家電製品を使用できるため、安心感が高まります。

4: 環境への貢献

ZEH住宅は、再生可能エネルギーを活用することで、地球温暖化対策に貢献します。
CO2排出量を削減することで、持続可能な社会の実現に貢献できるのです。

 

*ZEH住宅のデメリット

 

1: 初期費用が高い

ZEH住宅は、断熱材、省エネ設備、創エネ設備などの導入により、従来の住宅に比べて初期費用が高くなる傾向があります。
しかし、近年は太陽光発電システムの価格が低下しており、補助金制度も活用できるため、初期費用を抑えることも可能です。

2: デザインの制限

ZEH住宅では、断熱性能や省エネ性能を確保するために、デザインに制限がかかる場合があります。
しかし、近年ではデザイン性の高いZEH住宅も増えており、建築会社との打ち合わせを通じて、理想のZEH住宅を実現できます。

 

□まとめ

 

ZEH住宅は、光熱費削減、快適性向上、災害時の安心、環境への貢献など、多くのメリットを持つ住宅です。
初期費用は高くなりますが、政府の補助金制度を活用したり、長期的な視点で光熱費の削減効果を考慮したりすることで、経済的な負担を軽減できます。
ZEH住宅は、環境問題や光熱費削減に関心の高い人にとって、最適な選択肢と言えるでしょう。

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