COLUMN
コラム
開放感のある家を実現するためのポイント
- 2024.8.24
開放感のある家は、広々としていて気持ちが良いですよね。
今回は、開放感のある家を実現するためのポイントについて解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
□部屋を広く見せる要素
家の広さは、面積だけでなく、天井の高さや内装の色使いによっても大きく変わります。
1:天井が高い
天井が高く、上方向に視界の広がりがあると、部屋全体が広く開放的に感じられます。
屋根の形状を生かし、屋根裏の空間も有効活用した勾配天井を採用する方法もあります。
高くなった部分に高窓をつけると室内も明るくなり、さらに開放感が得られ、魅力的な空間になります。
2:内装の色が明るい
天井、壁、床などは室内に占める面積が大きいので、そこにどんな色が使われているのかが、部屋の印象を大きく左右します。
白やライトグレー、ライトブラウンなどの膨張色が使われていると室内が広く見え、黒やダークブラウンなど暗い色が使われていると空間が引き締まって見えます。
□開放感のある間取りのポイント
1:折り上げ天井
天井の中心部分をくぼませて、他の部分よりも高く仕上げる折り上げ天井は、空間のアクセントになり開放感を演出できるため、リビングや寝室に取り入れるのが人気です。
2:勾配天井
傾斜をつけた天井のことを勾配天井といいます。屋根の形状を活かして平屋の天井や2階の空間に用いられるケースが多いです。
天井の全体に傾斜をつけるよりも、フラットな部分をつくりつつ、斜めの部分を取り入れていくスタイルがおすすめです。
平らな部分があることで斜めの部分が際立ち、より開放感を出すことができるためです。
3:吹抜け
吹抜けとは、上階に床をつくらず上下に広がりのある空間のことです。
光を効果的に取り入れることができるので、明るい空間になるというメリットもあります。
空間全体を吹抜けにするよりも、ポイント的に吹抜け構造にするほうが空間にメリハリが生まれます。
4:中庭やアウトサイドリビング
中庭を設けたり、リビングからそのまま屋外に出ることができるアウトサイドリビングも開放感を演出する方法です。
家の中のいろいろな場所から外の風景が見えるようにすることで開放感を感じることができます。
例えば、玄関を開けるとリビングの先にある中庭が目に入ることによって空間を広く感じます。
5:階段で開放感を演出する
LDKに階段を設置すると部屋に開放感を演出することができます。
階段を設置する場合は最低2畳のスペースが必要となります。特に視覚的に圧迫感を与えないスケルトンタイプの階段が人気です。
6:間仕切りを減らす
間仕切りを減らすと家の中が物理的に広くなります。
部屋と部屋の間にある仕切りを少なくすることで大きな空間が生まれ、開放感を得ることができます。
□まとめ
開放感のある家を実現するためには、天井の高さや内装の色使い、間取りの工夫などが重要です。
天井が高く、明るい色を使うと空間が広く感じられます。
間取りでは、折り上げ天井や勾配天井、吹抜け、中庭やアウトサイドリビング、階段の設計、間仕切りの削減などが、開放感を演出する効果的な方法です。
これらの要素を組み合わせることで、視覚的に広く感じられる開放感のある家を手に入れることができます。
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