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小上がり和室のメリットとデメリット、後悔しないための設計ポイント

  • 2024.9.21

小上がり和室のある暮らしは、リビングに和室を取り入れることで、空間の広がりを生み出し、多様な過ごし方を叶える魅力的な選択肢です。

しかし、同時に、設計や間取りの工夫が必要となる難しい側面も持ち合わせています。
この記事では、小上がり和室の魅力とメリット、デメリット、後悔しないための設計ポイントを具体的に解説します。

 

□小上がり和室の魅力とメリット

 

1:空間の立体感と奥行きを生み出す

小上がり和室は、リビングの床から一段上がった位置に設けられるため、空間的な立体感と奥行きを生み出すことができます。
リビングにアクセントをつけることができ、視覚的に広がりを感じさせる効果もあります。

2:多様な過ごし方を可能にする

小上がり和室は、リビングと一体化しながらも、独立した空間として利用することができます。
畳の上でくつろいだり、読書をしたり、お子様の遊びスペースとしても活用できます。

3:収納スペースを確保できる

小上がり部分の床下は、収納スペースとして活用することができます。
季節物の収納や、普段使いのものを収納するのに便利です。

4:リビングと和室の一体感を演出する

小上がり和室は、リビングと和室の境界線を曖昧にすることで、一体感を演出することができます。
リビングと和室がつながり、より広々とした空間を実現できます。

 

□小上がり和室のデメリットと後悔しないための設計ポイント

 

1:掃除のしにくさ

小上がり和室は、床下のスペースが収納になっているため、掃除がしにくくなる可能性があります。
掃除機をかけたり、拭き掃除をする際に、段差を乗り越えなければならず、手間がかかります。

2:転倒の危険性

小さなお子様がいる家庭では、段差による転倒の危険性があります。
小さなお子様は、段差に気づかずにつまずいてしまうことがあります。

3:設計段階での検討事項

小上がり和室を設計する際には、以下の点に注意する必要があります。

・高さ
高すぎる場合は、圧迫感を感じたり、昇降が大変になったりします。
低すぎる場合は、段差の意味がなくなってしまいます。

・広さ
広すぎると、リビングスペースが狭くなってしまいます。狭すぎると、使い勝手が悪くなってしまいます。

・間仕切り
間仕切りをつける場合は、開閉のしやすさや、デザイン性を考慮する必要があります。

 

□まとめ

 

小上がり和室は、空間の広がりを生み出し、多様な過ごし方を叶える魅力的な選択肢ですが、同時に、設計や間取りの工夫が必要となる難しい側面も持ち合わせています。
小上がり和室を検討する際は、メリットとデメリットを理解した上で、用途やライフスタイルに合わせた最適な設計をすることが大切です。

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