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間接照明の種類と選び方!おしゃれな空間作りのための照明計画
- 2024.11.5
間接照明は、空間全体を柔らかく包み込み、温かみのある雰囲気を演出する照明です。
照明にこだわり、自分らしい空間作りをしたいと考えているあなたにとって、間接照明は欠かせないアイテムと言えるでしょう。
この記事では、間接照明の種類や選び方、そしておしゃれに見せるためのコツを解説していきます。
□間接照明の種類
間接照明は、光源を直接見せず、壁や天井に光を反射させて空間を照らす照明です。
直接光源が見えないため、目に優しく、リラックス効果も期待できます。
間接照明には、様々な種類があり、それぞれの特徴やメリット、デメリットがあります。
ここでは、代表的な3つの間接照明について解説していきます。
1: コーブ照明
コーブ照明とは、天井に設けられた凹みに照明器具を設置し、天井面を間接的に照らす照明です。
コーブ照明は、天井が高く感じられる効果があり、空間全体に広がりを感じさせられます。
また、光が天井に反射することで、部屋全体を明るく開放的に見せられます。
しかし、コーブ照明は、天井に凹みを設ける必要があるため、新築やリフォーム時に設置するのが一般的です。
2: コーニス照明
コーニス照明とは、壁の上部に設けられた巾木部分に照明器具を設置し、壁面を間接的に照らす照明です。
コーニス照明は、壁全体に光が拡散し、部屋を明るくできます。
また、壁の素材や質感、絵画や写真などのインテリアを際立たせる効果もあります。
コーニス照明は、後からでも設置できるため、賃貸住宅でも取り入れやすい照明です。
3: バランス照明
バランス照明とは、壁面に照明器具を設置し、壁の上下を照らす照明です。
バランス照明は、コーブ照明やコーニス照明と比べて、影の演出が少なく、均一な明るさを得られます。
また、後からでも設置が容易なため、賃貸住宅でも使いやすい照明です。
ただし、バランス照明は、コーブ照明やコーニス照明と比べて、空間全体の明るさを確保するのが難しい場合があります。
□間接照明をおしゃれに見せるためのコツ
間接照明をおしゃれに見せるためには、電球の種類や壁面・天井面の素材にもこだわることが重要です。
照明の選び方一つで、空間の雰囲気は大きく変わります。
ここでは、間接照明をおしゃれに見せるためのコツを3つ紹介します。
1: 電球にこだわる
間接照明の電球は、光の色温度によって空間の雰囲気を大きく変えられます。
色温度とは、光の色味を表す指標で、単位はケルビン(K)です。
色温度が高い電球は青白い光を放ち、シャープでスタイリッシュな印象を与えます。
一方、色温度が低い電球は暖色系の色を放ち、温かみのある優しい空間を演出します。
2: 壁面・天井面の素材にこだわる
間接照明は、壁面や天井面に光を反射させることで空間を照らします。
そのため、壁面や天井面の素材によって、光の反射の仕方が変わり、空間の雰囲気が大きく変わります。
例えば、白い壁は光を反射しやすく、明るく開放的な空間を演出します。
一方、木製の壁は光を吸収しやすく、温かみのある落ち着いた空間を演出します。
間接照明の光が反射する壁面や天井面の素材にもこだわってみましょう。
3: 照明器具のデザインにもこだわる
間接照明の照明器具も、空間の雰囲気を左右する重要な要素です。
照明器具のデザインは、シンプルモダンなものから、アンティーク調のものまで、様々な種類があります。
空間のテーマやインテリアに合わせて、照明器具のデザインを選ぶようにしましょう。
□まとめ
この記事では、間接照明の種類や選び方、そしておしゃれに見せるためのコツを紹介しました。
間接照明は、空間全体を柔らかく包み込み、温かみのある雰囲気を演出する照明です。
この記事を参考にして、あなたも間接照明を使った、自分らしい空間作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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