COLUMN
コラム
新築で階段を検討中の方必見!階段の種類と設置場所の選び方
- 2024.12.9
理想のマイホームを建てるにあたって、階段は欠かせない要素の一つです。
しかし、階段の種類や設置場所によって、家の雰囲気や使い心地は大きく変わります。
この記事では、新築で階段を検討している方が、理想の階段選びができるように、階段の種類や特徴、設置場所のメリット・デメリットについて解説していきます。
□階段の種類と特徴
新築の階段には、らせん階段、直階段、かね折れ階段、折り返し階段など、様々な種類があります。
1: らせん階段
らせん階段は、真ん中の柱を軸に、巻貝のように階段のステップが巻き付いた形状をしています。
壁などを必要としないため、採光や通風を取りやすく、開放的な空間を演出できます。
狭いスペースにも設置しやすいので、限られたスペースを有効活用できます。
見た目にも美しく、個性的な空間を演出できます。
一方で回転しながら上り下りするため、人によっては体が不安定に感じたり、酔いやすくなることがあります。
小さなお子さんや高齢者の方には、昇り降りが困難な場合があり、安全面での配慮が必要です。
2: 直階段
直階段は、曲がることなく真っすぐに伸びた階段のことです。
シンプルでスッキリとした印象を与え、空間を広く見せる効果があります。
移動距離が短く、昇り降りがスムーズに行えます。
手すりを設置しやすいので、安全性を高められます。
一方で設置スペースによっては傾斜が急になりやすく、転倒のリスクがあります。
踊り場がないため、休憩場所がなく、長時間の上り下りが負担になる可能性があります。
空間を圧迫する可能性があり、部屋の広さによっては圧迫感を感じることがあります。
3: かね折れ階段
かね折れ階段は、階段の途中が直角に曲がった形状をしています。
踊り場が設けられるため、直階段よりも安全性が向上します。
方向転換がスムーズに行えるため、使い勝手がよく、高齢者や小さなお子様も安心して利用できます。
踊り場を有効活用することで、収納スペースやちょっとした休憩スペースを設けることも可能です。
一方で直階段よりもスペースを必要とします。
踊り場のスペースを確保する必要があり、間取りの設計に工夫が必要です。
4: 折り返し階段
折り返し階段は、コの字型につくられた形状の階段です。
踊り場を広く確保できるため、ゆったりと休憩できます。
階段の数が多く、勾配が緩やかになりやすいため、昇り降りが楽になります。
収納スペースや飾り棚などを設置することも可能です。
一方でかね折れ階段よりもさらにスペースを必要とします。
階段の構造が複雑になるため、設計や施工に手間がかかります。
□階段の設置場所の選び方
階段の設置場所は、生活動線や家族構成などを考慮して決める必要があります。
1: リビング階段
リビング階段は、リビングに階段を設置するスタイルです。
家族が顔を合わせやすく、コミュニケーションを育むのに適しています。
空間を広く、明るく見せる効果があります。
吹き抜けと組み合わせることで、開放的な空間を演出できます。
2: 玄関階段
玄関階段は、玄関から直接2階へ続く階段です。
リビング空間を広く確保できます。
音やにおいがリビングに伝わりにくく、プライバシーが確保しやすいです。
冷暖房効率が向上します。
□まとめ
この記事では、新築の階段の種類と設置場所について解説しました。
階段の種類は、らせん階段、直階段、かね折れ階段、折り返し階段などがあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
設置場所も、リビング階段、玄関階段などがあり、家族構成や生活スタイルによって最適な場所が異なります。
最新記事
- 2024.12.24
住宅省エネ2024キャンペ...
- 2024.12.23
Q値とUA値とは?新築住宅...
- 2024.12.19