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注文住宅の頭金はいくら必要?頭金なしでも建てられるのかについて解説!
- 2023.3.2
注文住宅を購入する際、大抵の方が資金繰りに悩むのではないでしょうか。
住宅を購入する際の出費は、大きく頭金と住宅ローンのふたつに分けられます。
今回は注文住宅について、その中から頭金に焦点を当てて話していきます。
□注文住宅を購入する時の頭金はいくら必要?
*頭金は購入額の1~2割
そもそも頭金とは、住宅を購入する際に支払う金額から住宅ローンで融資を受ける額を差し引いた最初に支払う分のことです。
頭金の額に絶対的な指針はなく、購入する物件や購入者の年収などによって目安は変わります。
理想としては購入金額の1~2割といわれますが、ローンには金利もあるので貯蓄に余裕があるようなら頭金の額を増やすのもありでしょう。
*頭金は「多ければいい」わけではない
ただし、貯蓄に余裕があるとしてもそのすべてを頭金に回すことはお勧めできません。
頭金とは物件にあてる価格であり、その他の諸費用も別途必要となります。
また、事故や病気など不測の事態に備える生活予備費という面でも貯蓄をすべて頭金に回すのはリスキーでしょう。
そうはいっても、頭金が多ければその後の住宅ローンが減り生活が楽になるのも事実ですので、頭金は購入額の1〜2割以上を意識しつつ、諸費用や生活予備費を踏まえたうえで貯蓄が不安定にならない額をそれぞれの生活状況から導き出すのがお勧めです。
□頭金なしでも注文住宅は建てられる?
結論から申し上げますと、収入や信用情報などの条件から全額が住宅ローンで組めるのであれば頭金はなくても注文住宅は購入可能です。
しかし、やはりデメリットもありますので、以下より頭金なしで注文住宅を建てる際の注意点を2つご説明します。
1.利息負担は多め
利息は住宅ローンで借り入れる元本にパーセンテージでかかるものです。
頭金なしで注文住宅を建てるということは借入額が増えるということなので、利息はどうしても多くなってしまうでしょう。
2.頭金なしは現金の用意なしではない
頭金なしでも住宅ローンは組めますが、現金の用意は必要です。
全額住宅ローンであれば住宅を建てる費用は住宅ローンで支払うことになりますが手付金や諸費用は住宅ローンに含まれないことが多いため、ある程度の用意はしておきましょう。
□まとめ
資金計画の参考になりましたでしょうか。
頭金の額については貯蓄と住宅ローンのバランスによるところが大きいので、ライフステージや人生設計など個々の事情によって変わってきます。
自分たちはどうか、さまざまケースを想定した上で総合的に判断するのがお勧めです。
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