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コラム
無垢材で家づくりをするメリットとデメリットをご紹介します!
- 2023.7.28
設備や間取り、建材など、住宅の様々な部分を自分で選択できる家づくり。
自然が好きな方の中には、自然素材で家づくりをしたいと考えている方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、無垢材で家づくりをするメリットとデメリットについてご紹介します。
□無垢材とは?
住宅の建材として利用される無垢材とは、天然木を切り出して乾燥させた木材のことです。
1本の天然木を、柱や梁など用途別に形を整えて使用します。
一方、無垢材とよく比較される集成材は、薄い板材や小さい角材を接着剤でつなぎ合わせた木材のこと。
複数の木材を接合させて1つの木材とし、必要に応じて形を整えて使用します。
よく比較される無垢材と集成材の違いは、「1本の木からつくられている木材か」という点です。
無垢材での家づくりを検討されている方は、集成材と間違えてしまわないよう2つの違いを把握しておきましょう。
□無垢材で家づくり!メリットとデメリット
住宅内での過ごしやすさは建材の特徴によって大きく異なります。
納得できる家づくりができるよう、事前に無垢材のメリットとデメリットを知っておきましょう。
*メリット
1:独特な質感
天然木から切り出された無垢材は、自然素材そのものが持つあたたかい質感や柔らかい肌触りが魅力です。
無垢材をフローリングに使用すれば、裸足でも冷たさを感じず快適に生活できます。
2:機能性が高い
木材の1種である無垢材は、調湿性に優れています。
夏はジメジメした空気の中で湿気を吸収し、冬は乾燥した空気の中で湿気を放出するため、年中適度な湿度を保てるのです。
*デメリット
1:建築費が高くなる
天然素材である無垢材は他の人工素材よりも加工や施工に手間がかかるため、建築費が高くなる傾向にあります。
ただし、使用量によって費用が大きく異なる建材であるため、使用場所を限定して建築費を予算内に抑えることも可能です。
2:損傷しやすい
柔らかさが魅力の無垢材は、重たいものを落とすと表面が凹んでしまう恐れがあります。
また、水に弱いため、水汚れが付いた際はシミや黒ずみになる前に拭き取る必要があります。
□まとめ
今回は、無垢材の特徴について、よく比較される集成材との違いとともにご紹介しました。
自然素材独特の質感や優れた調湿性を持っている無垢材は、自然を感じられる快適な家を建てたい方にピッタリです。
建築費の高さやメンテナンスの必要性などのデメリットも考慮したうえで、ぜひ無垢材で家づくりをしてみてはいかがでしょうか。
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