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縁側とは?縁側の平屋のメリットデメリットもご紹介!
- 2023.8.21
縦に短く横に長い独特なシルエットで人気を集める平屋。
注文住宅で平屋の間取りを設計する際、しばしば縁側という言葉を耳にするかもしれません。
そこで今回は、多くの情報をヒントに間取りを設計したい方へ向けて、縁側とは何か、また縁側のメリットデメリットについてご紹介します。
□縁側とは?濡れ縁との違い
日本家屋独特の構造である縁側とは、家のへり部分に張り出してつくられた板状の通路のことです。
和風住宅の部屋の外周部によく見られ、主に出入り口や廊下として利用されてきました。
縁側と並べられてよく耳にする濡れ縁は、実は縁側の種類の1つです。
建物の外壁面に沿った位置にある柱を側柱と言いますが、濡れ縁はその側柱の外に出る縁側のことを指します。
雨戸やガラス戸の外に設置されている木の板状の部分が、具体的にイメージしやすい濡れ縁の例として挙げられるでしょう。
□縁側の平屋のメリットデメリット
1から間取りを設計できる工務店の注文住宅は、間取り1つ1つの特徴を計算し尽くして設計できるかが成功のカギを握ります。
快適な間取りを実現できるよう、事前に縁側の特徴を把握しておきましょう。
*メリット
・くつろぎスペースになる
半屋外の開放感を味わえる縁側では、気軽にコミュニケーションを取りやすくなります。
また、日が当たる癒しスペースとして、家族が集まりやすい空間にもなるでしょう。
・快適な室温
部屋の外側と内側に空間をつくる縁側は、外気が室内に直接影響するのを防ぐ緩衝地帯になります。
夏の暑い空気、冬の冷たい空気が室内に直接入りこむのを防ぐため、夏は涼しく、冬は暖かい室温に調節しやすいのが魅力です。
*デメリット
・縁側分のスペースが必要
1階部分のみの平屋で開放的な間取りを実現するには、限られた敷地を最大限に活用することが重要です。
ただし、縁側の設置には最低1メートルの幅が必要になります。
縁側分のスペースだけ他の間取りのスペースが狭まるため、縁側を取り入れる際は室内の開放感が損なわれないか注意しながら設計しましょう。
□まとめ
今回は、日本家屋で古くから愛される縁側について、メリットやデメリットをご紹介しました。
庭のある平屋にとって、快適な室温と癒しの空間を実現できる縁側は相性抜群です。
ただし、敷地の広さによっては室内が窮屈に感じてしまう恐れもあるため、必要に応じて縁側の長さや幅などを工夫する必要があるでしょう。
縁側のある快適な平屋に興味のある方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。
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