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平屋を勾配天井にするメリットやデメリットなどをご紹介します!
- 2023.9.9
住宅の屋根の構造は、外観の印象や建物の機能性に大きく影響します。
自身で設備を選択していく注文住宅における屋根選びは、多くの方が悩むポイントの1つです。
そこで今回は、平屋を勾配天井にするメリットやデメリットなどをご紹介します。
屋根選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
□平屋を勾配天井にするメリット
勾配天井とは、面に傾斜がつき斜めになっている天井のことです。
平屋に勾配天井を採用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
以下で確認していきましょう。
*開放感が生まれる
勾配天井にすることで、天井の傾斜部分に高さが生まれます。
目線が上に抜けて縦にも横にも視界が広がるため、圧迫感のない開放的な空間を実現できるのです。
*採光性に優れている
1階部分しかないため、周囲が高い建物で囲まれていると日当たりが悪くなりがちな平屋。
勾配天井を採用して天井を高くすることで、高窓の設置が可能になります。
自然光を取り入れやすくなるため、日中は電気を付けなくても明るい空間を実現できるのです。
*生活空間が広がる
勾配天井にして高さが生まれることで、ロフトの設置が可能になります。
ロフトは子供の遊び場や普段使わないものの置き場所として最適です。
通常は使用することのない部分を生活空間として活用できるため、物や人が多くても部屋の広さにゆとりを感じられます。
□勾配天井の平屋のデメリットとその対策
メリットを確認すると、1階部分しかない平屋にとってぴったりな屋根だと思われる勾配天井ですが、そこにはデメリットもあるため、事前に把握したうえで設置するかを検討しましょう。
1.費用がかかる
勾配天井にして天井が高くすることで、壁の面積が増えます。
必要になる壁紙や壁の材料が増えるため、その分施工費用がかかるのです。
横に広い平屋の天井一面を勾配天井にすると、費用が高額になることも少なくありません。
かかる費用を少しでも減らしたいという方は、勾配天井の採用を天井の一部に限定することをおすすめします。
2.空調が効きにくくなる
勾配天井を採用して高さを上げると、部屋の容積が多くなります。
暖める、もしくは冷やす空気の量が増えるため、空調が効きにくくなってしまう可能性があるのです。
また、空気には温度が高いと上昇し、温度が低いと下降する性質があります。
天井が高いと暖かい空気が足元まで行き届かないため、冬は暖房をつけても寒く感じてしまうかもしれません。
空調の効きを良くするためには、室内の空気を全体に循環させるシーリングファンの設置がおすすめです。
□まとめ
面に傾斜が付く勾配天井は、平屋に高さをもたらします。
広々とした開放的な平屋を実現したい方は、屋根を勾配天井にしてみてはいかがでしょうか。
費用や空調の効きなどのデメリットをあまり感じさせない勾配天井の平屋をご希望の方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。
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